近江・坂本の古き良き寺院や風景を紹介いたします。
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比叡山坂本の歴史
大津市坂本は比叡山に抱かれた扇状地。
比叡山に源を発する大宮川や藤木川(権現川)が琵琶湖に注ぎ込み、目前には銀色に輝く琵琶湖が広がっています。比叡山を挟んで京都市の東側に位置し、琵琶湖に面していたことから、かつては東国や北陸からの物資運輸の重要幹線として重要な役割を果たした港町でもありました。
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現在の様子
近年では世界文化遺産の比叡山延暦寺をはじめ、日吉大社、西教寺を擁する門前町として、また延暦寺の里坊のまちとして、その歴史的価値が再評価されています。
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- 今も世界平和と五穀豊穣を祈って守り続けられる不滅の法灯
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平成6年(1994年)にユネスコ世界文化遺産に登録された延暦寺。
伝教大師・最澄が東塔北谷に一乗止観院を建立してから約1200年、比叡山の美しい自然環境の中で守られてきた求道精神と伝統が世界に高い評価を受けることとなりました。
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かつての『聖地』も気軽に訪れることができます
かつては孤高の聖地であった延暦寺も、現在では坂本ケーブルをはじめ、叡山ケーブルやロープウェイが整備され、また比叡山・奥比叡ドライブウェイによって誰もが気軽に訪れることができるようになりました。
かつての『聖地』も気軽に訪れることができます
かつては孤高の聖地であった延暦寺も、現在では坂本ケーブルをはじめ、叡山ケーブルやロープウェイが整備され、また比叡山・奥比叡ドライブウェイによって誰もが気軽に訪れることができるようになりました。
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古事記にも登場する京の表鬼門
全国三千八百余りの山王さんの総本山で古事記にも登場する古社。
京の表鬼門にあたり、伝教大師・最澄が中国の天台山にならって、延暦寺を守護する神として位置付けたことから、神仏一体となって国家を守護する役割を担うこととなりました。現代では鬼門除け、魔除け、さらには天下泰平、五穀豊穣祈願の社とされています。
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今も庶民に愛される不断念仏の道場
現在は全国400カ所余りの末寺がある真盛宗の総本山。
真盛上人が入山以来五百年余り、不断念仏の道場として多くの信者を集めてきました。琵琶湖を見渡せる境内には、比叡山焼き討ちのあとの復興に大いに力を注いだ明智光秀一族の墓や、伏見城の遺構である客殿、二十五菩薩来迎像など様々な史跡があり、多くの参詣者から愛される風格を感じさせます。
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- JR 比叡山坂本駅より 徒歩7分
- 京阪石山坂本線 坂本駅より 徒歩2分